イトウ保護連絡協議会

Japanese Huchen Conservation Network

陸上自衛隊矢臼別演習場の砂防ダム問題

第18回別寒辺牛川水系トライベツ川スリットダム視察報告

視察日:2014年11月9日(日)
天 候:晴
参加者:5名
目 的:矢臼別演習場内のトライベツ川の横工が撤去されたことの連絡を受け現地視察を行った。横工撤去後の水の流れや周りの状況の確認を行った。

 

定点撮影(2011年8月~2014年8月+2014年11月9日)
トライベツ川スリットダム堤上から下流部を望む。


2011年8月

2012年8月

2013年8月

2014年8月

2014年11月9日


横工を撤去したところ。従前は写真の男性のところから左に流れていた。

下流から見た横工撤去後の流れ

横工撤去あと

更に下流の横工の撤去あと

トライベツ川スリットダム
横工撤去後の下流平面図
クリックで拡大します。


▼まとめ
 
8月の視察時に、トライベツダム下流に作られていた、横工2か所を撤去することは聞いており、撤去後連絡をもらうことになっていた。10月17日に撤去した旨の連絡を受け、11月9日に視察に入った。後で、確認したところ、工事は10月9日・10日で行ったとのことである。

横工撤去前は、流れが複数に分散し、止水状態が広く形成されていた。横工撤去後は、本流が中央部で明確になり、左岸に分かれていた水路は水量も減り、いずれ止まるものと思われる。

また、スリットダム直下から右岸に流れていた水路は逆流し、本流に流れ込んでいた。これは渇水期であるためと思うが、この池状態も、すでに水草が入っており、植生の復元が見込まれる。

横工撤去により、本流が明確に形成され、植生の復元も加速し、イトウをはじめ魚類の生息環境が大幅に改善されることと思う。

来春の融雪期後の変化に注目したい。



道東のイトウを守る会

植生:神田 房行
作図:元内 孝義
文責:田中 明子